第142回秋田県種苗交換会に行ってきました。
こんにちはtakaです。
昨日令和となって初となる第142回秋田県種苗交換会に行ってきました。
天気が良いとまではいきませんでしたが秋田県では最大である農業の祭典、コメの収穫も終え、農家にとっては様々意見交換できる祭りともなっております。
会場は秋田県大館市、大舘に行ったのはこれで2回目です。
いや~遠かった...秋田自動車道もだいぶ北まで繋がったといえ、県南に住むものとしてはかなりの移動距離と感じました。
でも行ってよかった、祭りの雰囲気も好きだし様々な農機具や出店での食事、秋田県で賞をとった稲などを見て俺は全然駄目だな、本当に様々工夫して情熱を持って稲を作っている人の足元にも及ばないなと感じた次第です。
秋田県種苗交換会とは?
この種苗交換会を作った一番の先覚者である石川理紀之助さん。
この方は農村の更生、農家の救済、農業の振興の為に生涯を尽くされた方です。
この方の功績は今も農業へと語り継がれ、全国でも名が知れている方です。
廃藩の後、秋田県勧業課の官̪吏に出任、33歳の時に種苗交換会を創設されました。
上記にも書いたように元々はお互いの作物の出来を見せ合い、どういった農法で作ったのかなど出来た作物の意見交換の場としての会でありました。
お互い切磋琢磨し人より良いものを、より安心安全なものをという農家の思いの場、そして良い種はお互いに交換したりとし、この事により農業もこの交換会も発展をしてきました。
人力だけでは体力の限界がくる、時代とともに農業にも機械が導入され、生産性も向上しこれらについても発展してきたとも言えます。
この交換会も142回となりました、今年も開催された事に農家としても嬉しく思います。
農機具会場であるニプロハチ公ドーム
昔の名前は大館樹海ドームだったんですけどね、現在はこの名称となっております。
俺が大館市に行ったのは子供の頃だったのでまだこのドームはありませんでした。
完成は平成9年です、世界最大級の木造ドームです。
下の方に噴水というか、水が張ってあると思います。
これは防火用水という意味もあります、木造のドームなので火災が一番おっかないです。
その為にもし何かあった場合の事を想定して、消防活動がすぐに出来るようにと。
中はこのようになっております。
農家にとってメインは農業機械ですもん、これを見に行ってるようなものです。
本当は機械をパシャパシャ撮りたかったのですが、すいません写真は少しご遠慮をと注意されました(泣)。
なんでよ、他に撮っている人いたやないか!(怒)。
とまあ心の中で思いながらでしたが、クボタやヤンマー、イセキなど本当にカッコいい農業機械が沢山あって自分も乗ってみたりととても良い経験が出来ました。
時間の都合上、主会場では農産物の出品などもありましたがそこで稲以外ゆっくり見る暇がなかったので次回はもっとゆっくり眺めてみたいなと思っております。
最後に
今回の会場は秋田県大館市、秋田の県北となりました。
秋田の文化は主に大館市発祥のものが多いと思います。
ハチ公、きりたんぽ、比内地鶏などはありがたい事に全国で名も知られるようになりました。
皆さんの中でもきりたんぽや比内地鶏を食した方もいらっしゃると思います。
そして秋田犬(あきたいぬ)を飼われている方もいらっしゃるでしょう。
種苗交換会は毎年開催場所が変わります、今回は県北だったので来年度は県南開催となります、次は中央とこの順番となっていきます。
農業機械も今ではGPS機能が付くようになり、一度自分の田んぼを登録すれば勝手に植えてくれたり刈ってくれたりと、本当に凄い事になっています。
もう人の操作はちょこっとあればで、あとは機械が自動運転の領域まできました。
農業は高齢化により担い手も少なくなっています、いくら機械が導入されてここまで来たとはいえ重労働に変わりはありません、しかも自然相手であり昨今の異常気象もあり、離農してく農家さんが多いのも現状です。
交換会に来るたびに学び感じます、日本の第一次産業である農業、これが潰れれば日本も終わりです。
人の口に入るものだからこそ、きちんと管理し安心安全をという気持ちです。
皆さまも機会があればこの交換会、もしくは秋田にお足を運んで頂けたらありがたいです。
秋田の食はうめど~、絶対食では満足させますから^^
今日はこれで失礼します、ブログを見て頂きありがとうございました。
へばね~。