令和2年度米作り、農業は本当に難しい。
こうやってブログを書くのは久しぶりです。
さすがに放置しすぎなので今年の現段階までの米作りを振り返ろうかなと。
今年のこれまでは天候に悩まされたとも言えます。
とにかく日照不足でした、そのせいか病気も発生しました。
ほんとはね、今年は雪が少なくて水不足の懸念もありました。
農家さんも水管理には気を張っていたと思います。
米は水がないと育ちません、田んぼは水田とも言いますから。
田植えの頃は水の取り合いも発生するのでは危惧しておりましたが、なんとかみんなに供給できるだけの水が沢山流れてました。
そして6月はなんなく過ごし7月に入りやっぱり来た取水制限、はぁやっぱりかまた水管理難儀するだろなと思ってましたが雨降りの方がむしろ多かった。
雪の少なさによるダムの水の少なさなんてとっくに元を取るくらいの雨続きでした。
6月後半から7月上旬にかけての田んぼは「中干し」といって田んぼから水を外して簡単に言えば根を強化するとともに土も乾いてヒビが入るくらい固くしないといけません。
ですが曇りの雨続きにより田んぼがいっこうに乾かない、稲にも良くない、病気の発生率も高くなる。
逆に太陽が出ないので稲の丈が長くなるんです、お日様の光での上からの圧縮により稲の丈が長くなりすぎないように、お日様にはそんな役目もあるのですが今年は草丈が長い。
これはつまり稲が実ってくれば首が垂れるって言葉もありますが、稲刈り時期に雨が続くと長い分稲が倒れてしまいます、コンバインで稲を刈るにも難しくなってくる。
そしてちょっと稲の病気の事を書くならいつも同じじゃないんだな農業はと・・・ほんと難しい。
ある程度慣れないといけないんだけど、逆に慣れすぎるととんでもない目に合うんだなと。
稲の病気の代表で、まず対策をしない農家さんはいないであろう「いもち病」です。
漢字では「稲熱病」とも書きますが、まさか自分の田んぼで発生するなんて・・・。
すぐさま薬を散布し予防に予防として無人ヘリを頼み、空中散布もしてもらいました。
今の米作りではあまりいもち病って言葉は聞かず逆にカメムシによる被害の方が多く聞かれる時代、自分がいもち病を経験するなど夢にも思いませんでした。勿論例年通り6月にはいもち病の薬も散布したんですが、7月の雨続きが原因とも言えるでしょうか。
いもち病の原因はカビなんです、お日様が出ないし長雨と湿気、お風呂に発生するカビと同じ原因なんですね。
いもち病にかかると稲が実りません、だから収量にも影響が出るし何より厄介なのはこの病気は伝染するんです、周辺農家さんの田んぼに病気が移ろうものなら取り返しのつかない事になります。
やれる事はやった後は運を天に任せ・・・祈るしかありません。あと一ヶ月もすれば稲刈りが始まる所も出てくるでしょう、待ち望んでいる稲刈りでもありますが今後の天候も含めまだまだ気は緩められませんな。
そして改めてきちんと田んぼは見て回らないとな、と反省したこれまででもありました。
さてお盆休みですね、今年はコロナもあり帰省できない方もおるでしょう。
コロナの事を書こうものならどんどん書けてしまいそうですが(汗)
基本的な事としてうがい手洗いとマスク、密は避ける等をしていればね、あんまり怖がってばかりもいられないですし。
それではこの辺で、読んで頂きありがとうございました。
へばね~。