【下町ロケット】勉強にもなるし、感動もする良いドラマです。
こんにちはtakaです。
TBS系列局のない秋田県ですが、毎週日曜の正午にこちらの民放局で「下町ロケット」が放送されています(本放送より1周遅れ)。
面白いですね、こういった物作りのドラマは大好きです。
このシリーズはずっと観てきました、ロケットエンジンの開発、けどそれには特殊な部品がないといけない、その部品を作るまでの苦労や葛藤、それを取り巻く人間模様、一つの物を作るというのはこれほど大変なのかと。
今回はこのドラマ観て感じた事、そして少し雑談も交え記したいと思います。
日本人の物作りに対する情熱を感じるドラマ
戦後から高度経済成長期、そして現在に至るまで、日本人の物作りへの情熱と正確さ、丁寧さは世界に誇れるものだと思います。
電化製品から車から、その他様々な日本の商品は世界でも使われています。
まぁただ昨今はその管理能力にも陰りが見えてきたのか、例えばダンパーのデータ改ざん問題とかありましたし、大手自動車メーカーでの検査データ改ざん問題もありました、そしてゴーン会長・・・。
一つ見つかれば連鎖的にあちらこちらで見つかって、昔は持っていたであろう日本人ならではのキチッとさも無くなりつつあるのか?
時代が豊かになればなるほど、人はもっと便利に楽にという願望も出てくる。
物を作る人にとっては課題としても難しくなる、でもだからこそやりがいもあるし、人より良い物を作ってやろうという目標も出てくる。
いつの時代も向上心、このドラマは色んな事を気付かせてくれるドラマですね。
TBS系の開局を県民も願ったが叶わず
ちょっと雑談ですがドラマのTBSとか、民放の雄とか、昔はTBSもそう呼ばれていた局でした。
これまでも数々の名作ドラマを世に送り出してきた局ですし、バラエティでも当然の事ながら自分は人生で1度も観た事はありませんが「8時だョ!全員集合」は観たかったですね。
秋田県では日テレ系、フジテレビ系、テレビ朝日系の3つしか民放局はありません。
ですから秋田県人はTBSに特別な思いを抱いて方も実は多かったりします。
昔、現在の総務省が情報格差がないように民放TV4波化計画を打ち出した事もありました。
簡単に言えばどこの地域でも民放は最低4局開局するようにという制度でした。
ですが民放局の開局というは莫大な資金がかかる上に、広告収入がないと経営が成り立ちません。
広告収入と言うのは企業(スポンサー)から支払われるもの。
その地域の人口や企業数も多くなくてはならない、つまりその地域の経済的パイが高くないといけないし、もし新たにテレビ局が開局しても既存のテレビ局とスポンサーの奪い合いになり共倒れとなってしまいます。
残念ながら秋田県はそういった意味で言うと経済的には・・・ですが全くTBS系を観れないわけでもなく、秋田県にはケーブルテレビ会社があり秋田県の北は大館市(青森から)、中央の秋田市(岩手から)、南の由利本荘市(山形から)これら地域はケーブルテレビにより3つの隣県のTBSの番組が観られます。
でも俺はこの地域のどこにも属さないので残念ながら視聴不可能(泣)
バブル崩壊前なら4局化も可能性はあったのかもしれませんが、平成新局として秋田県では92年の「AAB秋田朝日放送」の開局が最後となりました。
日本国内では97年、お隣である山形県で民放4局目となる「さくらんぼテレビ」(フジテレビ系)の開局が最後となりました。
もうよっぽどの奇跡がないかぎり日本国内でテレビ局が開局するというのは200%ないでしょう、そして現代はテレビをも凌駕してしまったネットの時代です。
あれほどのテレビっ子だった自分も、テレビはもう正直面白くないというのもありますが、現在観ている番組と言えば数える位しかありません。
上記にも書いたようにこの日曜劇場である下町ロケット、TBS系列のドラマで新鮮味があるだけかもしれないけど面白く、以前も「ブラックペアン」だったり、やっぱりドラマのTBSなんだなと感心しています。
今回の下町ロケットはトランスミッション開発
まさか農業機械がテーマになるなんて、もうね益々面白く思っていて(笑)
トラクター、田植機、コンバイン、トランスミッションかぁ。
自動車だったらMT(マニュアルトランスミッション)、AT(オートマチックトランスミッション)とありますもんね、マニュアルとかオートマなんて簡潔に言ったりもします。
トランスミッションは変速機です、例えばギアを入れるって言葉はよく使うと思いますがこのギアは歯車の事でトランスミッションの部品の一つです。
ギアを入れるごとに回転数が上がっていく、その回転を動力としてタイヤを動かしたり、トラクターだったらロータリーを動かしたり。
でもこの回転数や回転速度が適切でないといけません。
ドラマでもやってましたがトラクターで田んぼを掘っていてある場所だけ妙に深く掘れたりする、これは回転が一定でない(トラクターの移動速度に応じて掘り起こす部分のロータリーがきちんと回転していない)からです。
本来トラクターで掘っていく時はよっぽど田んぼの高低差がないかぎり大体水平に掘って進んでいきます。
つまりは動力を伝えるトランスミッションの性能が良いとも言えます。
でも回転が一定でないと田んぼに凸凹が出来たり。
ギアを入れるとスピードが上がる、そのスピードに準じたトラクターのロータリーの回転数と速度でないといけませんから。
田んぼを親父から相続した時、きっと親父も同じ気持ちだったのかな
まさか自分が田んぼを相続するとは若い時は考えもしませんでした。
俺も農業の魅力を知った時、親父もそれを分かって俺に託したんだと思う。
子供の頃、祖父母には山には山の神様いるがらな、山さ入るどぎはちゃんと一礼して入るんだど!なんて教えられたっけ。
田んぼにだってちゃんと神様がいて、それを先祖代々守ってきたとも言える。
田んぼをやっているから年中ご飯を食べられる、田んぼをやっているからその収入を生活費にも充てられる。
なにより農家としての一番の喜びは、自分の作った米が全国のどこかのお宅で食べられているという事。
そしておいしいと思って頂けているのならこんなに幸せな事はない。
ご飯を食べてみんな成長し生きてきたんだなと、食べ物を食べるというのは命を頂くという事。
食べ物を粗末にしたらほんと怒られました、小さい頃の親父のげんこつの痛さは今も覚えております。
だから教育なのよ、決して有るのが当たり前じゃくてを有る事の有難みを教えなきゃ。
本当は子供にとって親は一番の先生なんだから。
ドラマでのある場面、役名は殿村さん、その殿村さんの親父さんが田んぼの前に立ちきっとこういう感情で田んぼに手を合わせていたんかな。
「私も歳をとり、体も壊し、これ以上米作りを続けていく事が出来なくなりました、神様ご先祖様本当にすみません、ですがこれまでありがとうございます、あとは息子に任せる事にしました、どうかこれからも宜しくお願いします」と。
この場面を見たら俺も涙こぼれちゃってさ(笑)家の事と色々被っているものがあって。
親父と亡きおふくろが毎日暇なく田んぼに行ってて、雑草取ったりとか、機械を運転していたりとか、かたや息子は遊びほうけて手伝いもしない。
そして親父が作業中に倒れたあの日。
田んぼの所有者も俺の名前に今はなっている、何年前だっけ、稲刈りも全部終わった10月の夕方、あの時親父が田んぼに体育座りをしてずっと眺めてたな。
あえて俺は遠くから見ていたけど、その時親父はどんな事を思っていたんだろうな。
まぁそんな親父の背中を見てきて今の俺がいる、男ってのは親父の背中見て育つもんだ。
最後に
機械ではなく昔だったら当たり前だった手で田植えをする場面、手で稲刈りをする場面、なんだかいいですね。
まぁ普段泥の中を歩く事なんてそうそうないけど(笑)
泥の中って裸足で歩くと気持ちいいですよ、慣れない人は足をとられてずっこけちゃうけどそのうち慣れる。
ドラマにも出てくる場面だけど農業も機械化が当たり前になって、何年外でご飯を食べてないだろうか。
こういった難儀な作業をしてそのまま田んぼの前でお昼ご飯を頂く。
もうねおいしいなんてもんじゃないです、なんであんなに外で食べるご飯はおいしいのだろうか。
しかもおにぎり、おにぎりって手で握ると糖分が圧縮されるから理屈としてはそれでお茶椀に普通にごはんを盛って食べるより美味いんです。
でもそれだけじゃないよね、握ってくれた人の気持ちってのもあるのかな、だからよりおいしく感じるんだと思う。
土に触れてその土から出来た食べ物を頂く、こんなに幸せな事はないです。
ドラマの展開もドンドン面白くなってきました、下町ロケット、改めて色んな事を学べるドラマだと思いました。
今日はこれにて、ブログを見て頂きありがとうございます。
へばね~。