光と空

日常での出来事や思った事、感じた事を綴っていきます。

今も亡き母を思い出す。

男はマザコンです

 

男って100%マザコンなんですよね。

 

女性からすればこれが男性の弱い所とか、女々しい所とかって思ってしまう所でもあると思います。

 

だから女性ってすごいなと男からすれば思うんですよ、まずあらゆる面で男性よりも強いです、精神的にもそうだし、女性の方が大人ですしね。

 

交際するにも男って、女性にどこかお母さんと似た所というのを無意識に思って選んでいると思います、逆に女性は男性にお父さんに似たような人とかね。

 

勿論男性には男性の強さがありますけど、女性には敵わないなといつも思います。

 

優しくて強い母でした

 

数年前に亡くなってしまった母、母が高齢の時に俺が産まれました、俺は末っ子という事もあり、自分で言うのもあれですが大事に育ててくれたんだと思います。

 

とにかく大人しく、周りによく気を使う母でした。

 

小学校のそうだな、2年生くらいまでか、特に冬場なんて学校帰りにほっかぶりをして迎えに来てくれたりね、学校への登下校は歩きでしたし、吹雪の中、学校帰りに母のほっかぶり姿を遠くに見た時は安心して泣いたものでしたね。

 

今では男女共働きが普通ですけど、昔は殆どのお母さんは専業主婦だったりしましたでしょう、今と違って景気も良かったし、稼ぎはお父さんの役目で十分だったと、そんな時代でした。

 

こういうのが一番いい家庭像かもしれませんね、子供が家に帰っても親が二人もいないのではやはり子供は寂しい、そう考えれば自分は有難かったなと思います。

 

逆に父は厳しかったです、何度子供の頃は頭をゴツンと叩かれたか。今だとそんな事するとすぐに問題になったりね・・・だからそこで反省し叩かれないように色んな事を学んでいったなと思います。

 

「孝行する時に親はいない」ほんとそうだと思います、亡くなってから気づくんですよ。あの時こうしておけば、もっと親に何か出来たんじゃないかとか。後悔ばかりです。

 

でもいつかは会えるんだよね

 

母の事を忘れた事はないです、夢にも出てきたりします。とにかく最後まで迷惑や心配をかけてしまった。高齢で一瞬意識が無くなったおもいをしてまで俺を産んでくれたとあとから聞かされました。それを思うと申し訳ない気持ちで涙が止まらなくなる時もあります(あんまり考えないようにしていますが)。

 

ある時大病が見つかり、手術も出来ないほどの病気だとわかり、もう一切の治療をやめ、その後は自宅で3年過ごす事が出来ました。逆に3年も一緒にいれた。食欲もあって本当に病気か?と思ったものでした。カラオケが好きでカラオケ同好会にも参加していたし。

 

けど病気の進行は止められず、最後は病院に入院しそのまま旅立ちました。なんて強さなんだと思ったのはものすごく痛いし苦しいはずなのに、その言葉を聞いたことがなかった。大人しい母だったのでそれすらも家族に気を使い言わなかったのか、ほんとは泣き叫びたいほどのものだったと思う。

 

優しくて強かった、そんな母のもとに産まれ、いや産んでくれてありがとう。

 

俺もいずれ同じ墓に入る、その時に会えるね。

 

その時はいっぱい孝行させてください。

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