光と空

日常での出来事や思った事、感じた事を綴っていきます。

収穫の秋も近づく、この半年も色々大変だったなあ。

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こんにちはtakaです。

またまた久しぶりのブログ更新、書かない事が癖になると良くないですね(汗)。

ツイッターはほぼ毎日アップしていたのですが(笑)。

昨年は農業について春~秋までの作業内容をブログにアップしてきました。

昨年の稲刈り後から来年はどうしようと計画を立て、令和元年となってからは無事に田植えも終えて、気づけばもう稲刈りの時期が近づいてきています。

時が経つのは本当に早くて、年齢とともにその時間感覚も早く感じて、時折虚しさというか、そんな気持ちに陥ってしまう事もあります。

さて、この半年の事や思った事を書いていきます。

少雨の年、改めて感じた水管理の大変さ

人の体も7割は水分で出来てると言われています、

それほど水は命の源でもありますよね。

当然人だけでなく植物や農作物もそうです。

稲はその名の通り水稲、水の中で育ちます。

秋田県内でも一部地域では水不足により、田植えが出来ない地域もありました。

しかたなく他の作物、例えば枝豆などを植えた農家さんもいらっしゃいます。

勿論全く雨が降らないというわけではないのですが、あまりにも降る期間が短かかった。

俺の地域は雪が降るので、それが水となりいずれは用水路に流れてくるようになっていますが、それでも水管理には難儀した年でした。

なぜ難儀したかと言えば昔からおるものです我田引水さんがね。

自分が田んぼに水を入れていればそこをせきとめ、結局自分の所に水を引いているという。

そろそろ田んぼに水が溜まった頃合いかなと思って行ってみれば、全然水が溜まってないという。

水は高い所から低い所に流れて行くし、水は引いた所に入っていくという当たり前ですが法則もあります。

だから、みんなが寝静まった夜中に何度も起きて水引きをするしかなかった。

本当は夜に水引きをするのは稲に良くないです。

夜は水が冷たいので、この温度差で稲が「いもち病」にかかる事もあります。

ほんと日中に水引きをしたいのですが、それも出来なかったですね。

水は万物の源、いかに雨が大切なものかと改めて思い知らされました。

少雨の反面、稲の生育は進むという矛盾

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今の時代って雨が降れば調度良いくらいという雨ではなく、災害に繋がる雨というものに変ってきている、そんな印象です。

大昔から現代までコメ農家にとっては稲の最大の天敵であるいもち病ですが、高温で湿気がある事に加え大雨である事も病気の原因となります。

ですが6月の梅雨時はロクに雨が降らず殆どお天気でした、その分生育は進んだんですよね。

県内はそこまで高温でなかった事(8月はもの凄い高温でしたが)、田んぼへの水引きは大変でしたけど雨が降る時は県内でも地域差はありますが適度に降った事が良かった事でもありましょうか。

つまり稲はお天気が続くけど、適度に雨が降ったり水を入れていれば育つという事。

そう考えればうまく条件が重なったんですね、今年の稲刈りは自分の場所だと20日頃から始まってくると思います。

早生品種の場合はとっくに稲刈りが始まって、もう終わっている所もあるのではないでしょうか。

とにかく生育としては順調に育ち、どんどん稲も黄金色になってきました!

最後に

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田んぼの方はあとこのままです、もう田んぼに水は必要ありません。

秋は雨が降ったり台風が来たりするものですが、自然の事なのでどうしようもありません。

とにかくコンバインがぬからないように、田面が上手く乾くのを願うばかりです。

そして稲刈りに向けて小屋の方も準備をしていかなくては。

これでもだいぶ片付けた方、あとは機械を設置していきます。

コンバインはオイル交換をし外に出しました、上手く今年も動いてくれますように。

春の種まきから始まりハウスでの育苗、田植え、毎日の水管理、いもち病対策に消毒、カメムシ対策に殺虫剤をまき、田んぼには「ヒエ」という雑草が生えたりしたのでそれを抜きとったりと、やっとここまで来ました。

自然相手というのは先が読めない、その時の気象に合わせやっていくしかない。

本当に難しいけど、自分の作ったお米がどこかの誰かが食してくれていると思うと頑張れます。

農業だけじゃないですねどの職業もそう、楽して稼げる仕事などありません。

その職に就いたのならそれを使命と思って頑張らねばならない、苦労しているは自分だけではない、みんな必死に生きる為に努力されている、そう思えば気も少し楽になる。

ところで先日佐賀で大雨があったじゃないですか。

田んぼが冠水しただけでなくそこに工場からの油も流出、もうすぐ収穫が来るであろうその時に稲が油まみれ、もう今年はモノになりません。

農家さんの悲しみは想像を絶するものだと思います。

先祖代々守ってこられ、今年も春からずっと育ててきた稲なのに。

油を土も吸ってしまっていますから、来年やろうにも土の入れ替えをしないと出来ません。

自分が同じ立場になったらどうなってしまうのだろう・・・。

いつなんどき何が起こるか分からない気象、常に対策を考え精進して頑張っていこうと思います。

終わりになりますが、ブログを更新していなくてもアクセスがあったので読んで頂きありがとうございました。

また余裕があればブログ更新をしていきます、ツイッターも書いているので暇な時にでも覗いて下されば幸いです、改めまして本日もありがとうございました。

へばね~。

 

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